遠くから様子を伺っていた私だったが、やがてそこへズズズズズズと引き込まれだした
リフレクソロジーで回復した今ならば数分間瘴気に耐えられるかもしれん
私は虎の子を得るために自らアニメイトへと飛び込む!
店内へ飛び込むと先程のメロンよりもさらに瘴気が濃い、早くひぐらし解を手に入れなければ
ひぐらしを探すが見つからない!瘴気がますます肺を侵食しだす!私はその息苦しさに耐えられずに店員らしき比較的普通そうな人に声を掛けた 
「あ、あ、、、あの、、、ひ、ひ、ひぐらし・・・・・・解」
苦しさと恐怖から私は涙目で訴えていた、いや、ちょっと泣いていたかもしれない
「・・・・少々お待ちください」なんかまた睨まれた
「・・・・・・2Fで取り扱っております」
「は、はい・・・すみません」泣きながら謝ってしまった、クソ!なんで俺が謝らなければ!
急ぎ足で2Fへ向かう、迷宮と化したそこは無数のモンスターが襲ってくる
階段の手前の画材コーナーにて戦闘状態に陥る
CG全盛の昨今に於いて手描きの猛者
私が脇を右へ抜けようとすると奴も華麗なステップワークで右へ
その動きに反応した私が左へ、すると奴も左へ!クソ!フェイントか!!
私はジダンのルーレットのフェイントで奴をかわそうとする、
いける!そう思った矢先、奴の強烈なタックルを受ける
「す、す、、すみません」また謝ってしまった・・・・
激しい動きをしたためかなりの瘴気を吸い込んでしまう、いそがなくては!!
「落ち着け!2Fにあがってひぐらしを手にとってレジへ向かうだけだ!」
2Fへあがった私はブツを漁る
「ない!どこだ!クソ!!!!これはひぐらしドラマCDじゃねーか!」
ハメられた!罠だ!
「クソ! クソ!! やっとここまでたどり着いたってのにッ!」
「殺してやる!ドムも!あの店員も!手描き作家も!みんな殺してやるッ!!!」
瘴気は私の脳まで達した
手近な店員を問い詰める
「ひ、ひぐらしが、、2Fだと聞いたのですが・・・」
無駄さ、これは罠なんだからな・・・・
「1Fレジの前で特設コーナー設けておりましてそちらを御覧ください」
は、ははは、、、、まさか、、そんな目立つ位置にあったとはな、、、
「まぁ、、もう、、手遅れさ・・・俺はもうドップリと浸かっちまった」
見ろよ、今ではこの世界が心地いいゼ
壁一面埋め尽くされたアニメのポスター・・・・
アニメ、ゲーム、は、ははは、あはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは
「ジョーカー・・・俺は・・・・もうクソだぜ」